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シーン注目!白人ラッパーMachine Gun Kelly (マシンガン・ケリー)の経歴と楽曲

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2011年にDiddy率いるBad Boy/Interscope Recordsと契約し、メジャーデビューを果たした白人ラッパー、Machine Gun Kelly(マシン・ガン・ケリー)。MTV European Music Award “Best US Act” (2012)、MTVu Woodie Awardsを2回(2012, 2013)受賞するなどメジャーデビュー後に注目を浴び、2017年にリリースした3枚目のアルバム、"bloom"のリードシングル"Bad things"はビルボードのポップソングスで第1位を獲得しました。しかし、多くのラッパーがそうであるように、ここまでの道のりは彼にとって長いものであった。

Machine Gun Kellyはアメリカのオハイオ州クリーブランド出身のラッパー。両親は宣教師で、小さい頃はアメリア全土を転々とするような生活をしており、それが原因でいじめにあったことを告白している。ラップを聞き出したのは小学6年生で、当時はEminemやLudachrisを聞いていたというが、DMXを"We Right Here"を聞いたことをきっかけに、様々なジャンルの音楽を聞くようになった。(特に当時人気絶頂だったblink-182のファンで、ライブでもblink-182の代表曲"what's my age again"や"all the small things"をカバー。またMGKの"her song"という曲では、"Just like a favorite song, yeah blink-182"とラップしている)
一方で家庭環境は改善を見せず、両親の別居に加えてクリーブランドへ転居、Machine Gun Kellyも親戚の家に預けられていた。その頃高校生となっていたMachine Gun Kellyは地元クリーブランドで活動を始めるとともに、t-シャツのショップを営んでいたオーナーにマネジャーになってもらうように懇願。そのマネージャーの母親の家の地下室に自作のレコーディングブースを作成し、作曲活動を行っていた。この頃、その早口なラップスタイルから、ファンによってMachine Gun Kellyと名付けられた。

ラッパーとして大成することを夢見ていたMachine Gun Kellyは、2009年にニューヨーク・ハーレムのアポロシアターのトーナメントに出場し、その長い歴史の中でラッパーとして初めて優勝する。優勝をきっかけに活動の幅を広げ、その後アメリカのケーブルテレビであるMTV2へ出演し、フリースタイルを披露するなど、徐々にその知名度を上げていった。高校を卒業すると、父親と離縁し地下室兼レコーディングスタジオで寝泊まりをするようになる。2010年には"100 words and running"に続く2作目のMixtape"Lace up"を発表し、アメリカのHip HopマガジンであるXXLにもフィーチャー。そんなアンダーグランウンドでの活動が評価され、2011年Bad Boy/Interscope Recordsと契約に至った。

契約までの道のりをビデオクリップにしたものがYoutubeにアップロードされており、いかに本人にとってメモリアルであったか伺い知ることができる。


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メジャーレーベル契約後は、2012年にEP"Half Naked & Almost Famous"をリリース、同年"Lace up"でメジャーデビューを果たし、全米アルバムチャート初登場4位を記録している。毎年XXL誌が発表する、その年の期待の新人を取り上げる"Top 10 Freshman list"にも選ばれた。その後も2作のアルバム、"General Administration"(2015年・初登場4位)、"bloom"(2017年・初登場8位)をリリースするなど、精力的に活動している。

Machine Gun Kellyの特徴は、193cmの長身と全身タトゥーを施した細身の体型から繰り出されるマシンガンのような攻撃的なラップ。Machine Gun Kellyの由来も納得です。また幼少期にblink-182やKorn、Limp Bizkit等のロックやメタルから影響を受けていると語る通り、ラップアーティストでありながら2012年のVans Warped Tour(ロックやパンクバンドが100組ほど集まり各地を回る音楽ツアー)にフルで参戦。Linkin ParkやBlink-182と共演など、そのジャンルはヒップホップに留まりません。ライブも同様に激しく、本人も『ベストライブパフォーマーでありたい』との言葉通り、ジャンプやダイブなど、ラップアーティストには見られない盛り上がりを見せます。

また彼の音楽的なインスピレーションについて、明確なメッセージを放っているミュージックビデオが"See my tears"だ。ビデオでは様々なファンと触れ合う様子が収められている。彼にステージに上げてもらったことを泣きながら感謝する女性ファンや、自身の抱える障害と向き合っているファン。そんなファン一人一人へMachine Gun Kellyが電話している様子なども収められている。歌詞もとてもエモーショナルで、何も変わらない毎日に自身が抱えていた葛藤やデビュー後の虚無感についてラップしており、"So I care less about appearance just as long us they can hear us(見た目は関係ないんだ、この声が聞こえてさえいれば)"とメッセージを送っている。

ヒップホップは人格に影響したと思うけど、俺のアイドルは常にロックスターだった。Tommy Lee's Mayhemは手首にタトゥーが入ってるし、Red Hot Chilli Peppersの肘に入ってる。パンカーだったのさ。(略)
俺は一般大衆のことなんか気にしてないし、彼らのためにここにいるわけではない。俺は自身と向き合っている人たちにインパクトを与えたいだけなんだ。
引用:rollingstone.com

Machine Gun Kellyは地元クリーブランドについて歌った楽曲も多く発表している。幼少期には各地を転々とする生活環境がありながらも、音楽活動の拠点として育ててくれた街に愛着があるようで、クリーブランドの高校時代に出会ったDubやSlim GudzとともにESTと呼ばれるクルーを結成し、ツアーをともにしています。

自身の楽曲において「リアル」を追い求めるMachine Gun Kelly。
ロックの影響を受けたそのスタイルは、悩める人の力になりたいというメッセージを感じるものも多く、彼の葛藤や思い、地元に対する気持ちは、同世代を代弁しているようで共感できる面も多い。一度Machine Gun Kellyの楽曲に耳を傾けてほしい。

<(左から)1st album: Lace Up, 2nd album: General Admission, 3rd album: Bloom>



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